MENUMENU

blogブログ

2025.05.12 スタッフブログ

ヌックとは

こんにちは、設計の戸石です。

みなさんはヌックという言葉を聞いたことがあるでしょうか?わたしも少し前に、その名前を初めて聞いて、ネットで検索してみました。

「家の中で小ぢんまりとして居心地の良い、くつろげる空間を指す言葉で、特にリラックススペースや読書スペース、キッズスペースなど、様々な用途で利用されています」という内容のことが出てきました。

色々な解釈があると思うのですが、私の思う小ぢんまりとして居心地の良い空間というのは、温浴施設などの休憩スペースにある2段ベッドのような天井の低い場所や、カプセルホテルのような狭い空間なのではないかと勝手に想像をめぐらせています。狭い空間というのは、なんとなく落ち着くというイメージがありますよね。

そこで、住宅の場合どういう場所がヌックになりうるかということを考えたときに、階段下が一番イメージと合致したので、ヌックが欲しいというご要望があったときに、階段下をご提案することがありました。階段下の空間はほとんどの場合、階段下収納にするか、オープンにして空間を広く見せるかという選択肢だったのですが、ヌックという新しい使い方が出てきて、これは面白いなと思いました。

下記に階段下をヌックとした例を3つ挙げてみます。

上の写真は、まさに狭い空間でヨギボーなどのうずもれるクッションなどを置くイメージです。読書をするのにとてもいいのではないでしょうか。

上の写真は、スケルトン階段の横を掘り込んだ空間です。上の方に書棚が見えますが、上から本を持ってきて、下で見るといった使い方ができます。閉鎖感は少し少ないですが、空間の有効活用としては、とても面白い使い方だと思います。

上の写真は、階段の下の床を1段下げて、秘密の空間感を出した例です。奥の空間がどうなっているかという興味をそそるような見せ方となっています。奥を広くしたり、狭くしたりは、お客様のご希望に合わせられます。

以上3例を見てもらいましたが、これらは階段下空間を有効活用した案です。このほかにも、天井高さを1.4m以下に抑えたロフトや、床下空間なども、狭くて落ち着く空間という意味では、ヌックといえると思います。以下にこんな空間もヌックなのではないかと思う例を挙げてみます。

上の写真は、1階の一部の空間を小上がりにしたことによって、下部に少し空間ができたので、趣味スペースとしてご提案した例です。狭いけど、なんとなく落ち着くという空間が実現できていると思います。

こちらは、階段と階段の間の踊り場にスペースを造り、リビングと付かず離れずの空間をご提案した例です。客間としても使えますし、お子様の勉強スペースとしても使えます。もちろんくつろぐ空間としても使えます。

このような感じで、ヌックという空間は、色々な解釈がありますが、なんとなく落ち着く空間という場所を、ご自身の住宅に採り入れてみるのも面白いのではないでしょうか?

Contactお問い合わせ

本当にいい家って
なんだろう?

あなただけの答えを共に見つけましょう。

【無料】資料請求はこちらから