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家を広く見せる!吹き抜けの効果と後悔しない設計のコツ🏠
皆さんこんにちは!詳細設計とWeb広報を担当している天野です💻
皆さんはせっかくお家を建てるならリビングを広くしたい!と思いませんか?リビングを広くする、広く感じられる工夫は様々あるのですが、今回はその中でも人気の高い「吹き抜け」についてご説明しようと思います!施工例も交えてご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください!👍

吹き抜けとは?まずは基本を解説!
吹き抜けとは1階と2階を分ける天井や床が無く、1階の天井から2階の床までがひとつの空間としているところを吹き抜けと言います。1階の天井と2階の床が無いので広々とした空間を演出したいときや、開放感を持たせたいときにおすすめの間取りとなっています🏠
住宅では一般的にリビングや玄関に用いられることが多いですね。
また、二階建ての家に吹き抜けを設けることが多いですが、平屋にも勾配天井と言い、天井を高く角度を付けることで普通の天井高より高くすることができ、吹き抜けの様な開放感を得ることも出来ます!




吹き抜けの魅力とは?人気が続く理由
・開放感が生まれる
吹き抜けによって開放的な空間にすることができます。高さというのは広さを感じるのに大事な視覚で、家づくりで広さやスタイリッシュさを求めるために、天井高を少し上げたりドアも天井まで伸びる高いドアを使用したりします。なので天井がない空間というのは想像以上に広さを感じられるのです!👀
・採光性がアップし、明るい家にできる
これは吹き抜けだけの効力ではないのですが、弊社は吹き抜け部に大きな開閉のできない装飾窓「FIX窓」を取り付けることが多いです。これは吹き抜け部から日光を沢山取り入れ、1階と2階を照らして明るい家づくりをすることが目的です。他にも天窓などを付ける方もいらっしゃいます!

・デザイン性が高く、おしゃれな空間に
吹き抜けはその開放感から様々な工夫次第でデザイン性の高い空間に仕上げることが出来ます。例で言うと壁と天井を同素材にして統一感を持たせたり、1階から2階まで続くタイルを壁に貼って非日常感を演出するなど、様々な方法があります。
・家族間の繋がりを感じられる
別の階にいる家族の気配を感じやすく、また吹き抜けから別の階にいる家族に話しかけたりも出来るので自然と距離が近くなるところもメリットの一つです👨👩👦
ただこの点に関しては思春期のお子様など家族との距離感が難しい方もいるので一概に全員におすすめできる点ではないですね。
・固定資産税が安くなる
これは見た目などには関係ないのですが、固定資産税の算定の根拠になる床面積が吹き抜けている部分はカウントされないのでその分安く済ませることが出来ます。(キャットウォークや収納棚などの例外有)
吹き抜けのデメリットと後悔しない為には?
・寒さ・暑さ対策は必須!
吹き抜け部は高低差が激しいので家の中の暖かい・冷たい空気が移動しやすいです。空気の性質上暖かい空気は上部に移動するので冬場などは暖めた空気が2階の天井に移動してしまいリビングが寒くなってしまうという場合があります⛄
これを防ぐにはまずは家自体を高気密高断熱にし外気の影響を受けづらくする。その上で天井にシーリングファンを設け空気の流れを作ってあげると暮らしやすい吹き抜けのある家が作れますよ!

・生活音やニオイは大丈夫?
実際に暮らした時を想像してみてほしいのですが、2階の部屋でお子様が遊んでいる声や音が吹き抜けを通ってリビングまで筒抜けになったり、料理をしたときにニオイが2階の寝室まで上ってしまったりという問題が考えられます。こういう問題に対してはキッチンや部屋など問題の原因になりそうな箇所に防音効果や防臭効果のあるタイルや壁、換気扇の設置など対策が必要です🏠
・メンテナンスまで考える
吹き抜け部に窓や照明を設置する場合はメンテナンス方法も考えてあげる必要があります。家の2階とはいえ、成人男性が立派な脚立に乗ってもギリギリ届くかというところなので一般の方が自分でやるには非常に危険です。メンテナンスの際の業者の費用などがかかるということを最初から念頭に置いて置くことが重要です。
・吹き抜けの分だけ2階は狭くなる
元は1階と同じ分だけ床がある2階部を一部くりぬいているわけですから、その分2階は狭くなります。収納の数やお子様の人数に合った部屋数が確保できないなんてことが無いように事前にライフスタイルを相談し、収納などもどのぐらい欲しいかなど明確にしておく必要があります!
吹き抜けを取り入れた間取りの成功例

こちらのお家は吹き抜け部の1階から2階まで繋がるタイルを貼ったことで非常にスタイリッシュに仕上がりました。階段と2階の廊下を直線にすることで視覚的にもラインが揃っておりシンプルモダンな仕上がりになりました👏

こちらは吹き抜け部に梁という家づくりに必要な木材をわざと露出させ、その部分に照明をつけシックな印象にしました。2階部は壁ではなく細身のアイアン手摺りにすることでなるべく視界を妨げない開放感のある仕上がりになりました✨


こちらは平屋の様な外観をしていますが、中は勾配天井を活かした広い空間のリビングです。こちらも梁をわざと露出し、平屋の良さと二階建ての良さを両立した家になりました👍
こんな人に吹き抜けはおすすめ!👀
・開放感溢れる内観にしたい!
・ただの二階建てでは満足できない非日常感を味わいたい方!
・家族との距離感を大切にしたい人!
まとめ|後悔しない吹き抜けでおしゃれ&快適な家に!
吹き抜けは、開放感や採光性を高め、家を広く見せる魅力的な空間ですが、断熱や音の問題など注意すべきポイントもあります。設計の段階でしっかりと対策を講じることで、デメリットを最小限に抑え、快適な住まいを実現できます。
「おしゃれな家にしたい」「明るいリビングが理想」と考えている方には、吹き抜けはとてもおすすめです。ライフスタイルに合わせた設計を取り入れ、理想の住まいを叶えましょう!
是非家づくりに関するお悩みやご相談をお聞かせください!今回の吹き抜けも豊富な施工例がございますのでお客様のこうしたいを叶える家づくりをご提案させていただきます!😌
ライター:詳細設計・Web広報 天野