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住宅ローン利用の前にやってはいけない!その③
こんにちは。営業の長谷川です。
先週は日本列島が今季最強最長寒波で大雪の報道が多かったですね。
静岡県中部エリアももしかして雪が降るのか?って思いましたが風花だけでしたね。
雪が降らないのは積雪エリアの人からみたら羨ましいのかもしれませんが、全然降らないのも
寂しいものですね。私は関西出身なので小学生の頃は校庭が真っ白って事もあったので少し位は
降って欲しいなって思ったりします。

では、本題に入ります。前々回から住宅ローンを利用する際に注意する事を書いてきました。
その①では「カーローン等の他のローンは利用しない!利用していれば完済する事!」
その②では「ブラックリストとは?」「健康状態として、団体信用生命保険への加入に不安のある
方はフラット35の利用を」
との内容で書いてきました。
今回は住宅ローンを利用する際の注意点の最終回として、
「職業や勤めている会社」と「購入しようとしている土地や建物の価格」についてお話します。
まずは「職業や勤めている会社」についてです。

住宅ローンを利用する場合に年収額は重要だと分かるけど職業や会社って関係あるの?と思われがち
なんですが、金融機関は大前提として「高額の貸付と長期に渡って返済し続けてもらうので安定して
長期間返済して頂く必要がある」としています。その為、審査の際にはお勤め先の会社の規模や安定
性を調べますし、返済中に借りている方が怪我などにより収入が減る等の可能性のある職種の危険度
を調べます。ですので、住宅ローンを利用する方の会社や職種は重要な審査項目となっているのです。
では、住宅ローンの審査で金融機関が注意する職種が何かを説明します。
これは、職種差別をしている訳では無く、あくまでも金融機関が気にする職種という事をご理解下さ
い。
① 個人事業主
② 免許が絶対に必要な職種や怪我等の危険度の高い職種
③ 歩合給の割合が大きい職種
です。では、具体的にご説明します。
①の個人事業主の方は、倒産のリスクが高いという評価になります。その為、ほとんどの金融機関は
3期分の決算書の提出を求めます。直近の決算書の収入を一番重視しますが、3期の平均を収入の目安
にする事もあります。ですので、直近だけ収入が良くても希望の融資金額に届かない場合もあります。
しかも、個人事業主の方は経費を多くして収入を減らすといった申告をしている方もいらっしゃるか
もしれません。金融機関は申告の数字でしか見ませんので、もし、極端に収入を少なくされている方
は年単位での準備が必要となります。
②の免許が絶対に必要な職種の方や怪我等の危険度の高い職種の方ですが、代表的な職種で言いますと
運転手の方です。もし、免許停止になると仕事が出来ないので収入が減ってしまいます。
収入が減ると住宅ローンの返済に影響が出る可能性があるので融資額を減らされる可能性があります。
怪我等の危険度の高い職種は色々あると思いますが、前述の運転手の方は常に交通事故の危険性があり
ますし、高所で作業される鳶職の方も怪我のリスクがあるので金融機関は厳しく審査をする傾向にあり
ます。
③の歩合給の割合が高い職種は、完全歩合で働かれている不動産営業の方や歩合率の高い美容師の方、
生命保険の外交員の方などになります。歩合給の割合が多いと個人事業主の方と同様に3年分の源泉
徴収票の提出を求められます。やはり、3年分の平均の収入を見て収入の安定性を評価します。
この様な理由で住宅ローンの審査は会社や職種によって大きく影響されます。とはいえ、この為に転職
するという事はありませんので、少しでも審査の評価を良くするためにはどうしたら良いか?と言いま
すと自己資金の額をサラリーマンの方より多くする事をお勧めします。自己資金が多いという事は、
しっかりと貯金ができる位に収入が安定している、計画的に貯蓄ができるしっかりした人という様な
プラス評価になります。
①②③の職種に該当する方は、参考にして頂ければと思います。
最後に「購入しようとしている土地や建物の価値」についてお話します。

住宅ローンの審査をする際に金融機関は借りようとする方の年収や勤続年数、職種や健康状態等の
個人情報のほかに購入しようとしている土地の場所や広さ等が掲載されている物件資料、建てようと
している建物の大きさの分かる図面等の提出を求められます。何故、借りたい金額を伝えるだけでは
ダメなのか?理由は土地や建物の担保評価額を出す為です。担保評価って何?という方もいらっしゃる
かもしれませんので、簡単に説明します。
担保評価額とは万が一住宅ローンの返済が出来なくなった時に金融機関がその方の土地と建物を売却
して回収する場合、その土地と建物が幾らで売れるか?の金額を担保評価額と言います。
土地について、市街化調整区域より市街化区域の方が売却しやすいので担保評価額は高くなりますし、
中古住宅より新築住宅の方が評価額は高くなります。
その為、購入しようとしている土地や建物が何処にあるのか?大きさはどの位?という情報は重要に
なります。
今まで3回に分けて「住宅ローン利用の前にやってはいけない事」として書いてきました。
こらからマイホームを考えられている方の参考になれば幸いです。
もし、ご質問やご相談がございましたらお気軽にお声掛け下さい。
営業の長谷川でした。