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勉強スペースを考える
こんにちは。設計の戸石です。本日は、勉強スペースについて施工例をご紹介したいと思います。
お子様のいらっしゃるお宅ですと、間取りを考える際に、最初に考えておきたいスペースがあります。小さいお子様でしたら、おもちゃを仕舞う場所、ランドセルを仕舞う場所、小学校から毎日のようにプリントやお知らせを持って帰ってくるのでそれらを仕舞う場所。少し大きくなると、勉強スペース・参考書を仕舞う場所などが代表的なところです。
本日は、勉強スペースについてです。お子様の勉強スペースについては、それぞれのご家庭でどこに配置するかは変わってくるかと思います。LDKの中に配置するのか、子供部屋に配置するのか、書斎のような小さな個室を設けるのかなどです。子供部屋に配置するのであれば、間取りにそれほど影響しませんが、個室を設ける場合などは、設計段階からそのスペースを確保しておく必要があります。
それでは、弊社の施工例の中から、勉強スペースを設計段階で盛り込んだ例をご紹介します。
1例目は、下記写真のようなダイニングテーブルの横のスペースにカウンターを設けた例です。キッチンで家事をしながら、お子様の勉強の様子を見れるといったメリットがあります。ただ、リビングに近いと、ご家族がテレビを見れないなどのデメリットもあります。

2例目は、下記のような書斎スペースを設けるパターンです。このようなスペースがあれば、お子様だけでなく、家族で交代で使うこともできます。最近では、勉強スペースではなく、ゲームをするためにこのような部屋を用意するということもご要望として多いです。デメリットとしては、閉鎖空間になるので、お子様の様子がわからないという点や、それなりの面積を要するのでコストアップにつながる点ですね。

3例目は、階段の途中の踊り場的なスペースに勉強スペースを配置したパターンです。メリットとしては、リビングと少し離れたところに配置できれば、ご家族がテレビを見ていても気にならないかも知れませんし、気配を感じられる距離感ではあるという点でしょうか。デメリットは、空調が届きにくいかもしれないという点ですね。

4例目は、LDKの近くに、半分閉鎖感のある空間を隣接させた例です。お子様の気配を近くで感じながらも、お子様は勉強に集中できるような、絶妙な距離感の配置となっていると思います。将来的には家事スペースやパントリーに流用できますし、そういった点からも無駄のない空間配置なのではないかと思います。デメリットは、やはり、コストアップの部分かと思います。

以上4例、勉強スペースについてご紹介しました。意外と見逃しがちな部分ですが、計画段階で考えておくといいかと思います。
設計 戸石