blogブログ
2024.08.03
スタッフブログ
断熱という言葉に惑わされていませんか?
まず高性能住宅と聞くと、断熱性の高い住宅を連想されることでしょう。
では、断熱とはいったい何を指しているのか?
通常、断熱性を高めるために使われる「断熱材」と呼ばれている材料があります。
この断熱材には、さまざまな材質があり、またその厚みや密度によっても断熱性能の表示に違いが出て
きます。
断熱材は快適に暮らすために有効な働きもありますが、また逆効果もあります。
そもそも断熱材は熱を蓄える性質があるため、ダ・ン・ネ・ツ・す・る と言うより、蓄熱する。
が、正しい表現かもしれません。
夏場は特にそうですが、日中に蓄えられた熱が日没後に放熱し始めぐんぐんと室温を上げて行きます。
涼しいはずの夕刻に、室内が熱くなるのはそのためです。
詳しくは 2024.7.24「快適な夏を過ごすための家づくり:高断熱高気密の隠れたリスクとは?」の・・・
・熱移動の三原則
を、お読みください。
と、言うわけで、これだけは知っておいていただきたい。
断熱材とは、決して「熱」を「断つ」材料ではなく、熱の伝わりを遅らせるための物だということ、を。
そう、断熱材は、ダ・ン・ネ・ツ でななく「蓄熱材」なんです。
本気で快適性が高い住宅にする為には、断熱材が太陽の熱を蓄えないようにすることが、最も効果的!
次回、・遮熱×断熱のW工法でZEH基準を上回る快適性能 につづく・・・。
ライター:代表 鈴木